我が家のハンター猫🐱のみたくなかった御食事風景
こんにちはピンクベージュです。
まだまだ暑いですね…夏にセミの声を聞くと毎年思い出す、猫とのおもひでがあります。今では笑って話せる話ですが、育猫お初体験だった私にとっては結構ハードな体験でした。(なかなか刺激が強い内容なので無理な方は退出お願いします💦💦)
今は亡き猫ちゃんなのですが、雄ネコ♂なかなかの敏腕ハンターで、しかも外猫に育ててしまった為、夜な夜な喧嘩に明け暮れるボス猫ちゃん🐱でした。
当時大学生だった私はリビングの窓際近くで優雅にお昼寝をしておりました。
すると、耳元近くでセミの悲鳴の様なけたたましい鳴き声がして、寝ぼけながらも
飛び起きました!
「近いぞ!セミが部屋に入ってきたー!!!部屋に…」
「ありゃ?トラちゃん🐱…」
リビングの窓、網戸を挟んだ裏庭に鳴きわめくセミをくわえた我が家のトラちゃんがゃん🐱と目があいました。
その目はやや興奮気味でらんらんしており、
ほれほれ~捕ったどーーーー!!と言っている様に感じました。
「あ!あかん、トラ…」
私が、網戸に手を掛けて止めようとした次の瞬間
ミーンミーンミーン バリバリバリバリ…
勢い良くトラ🐱はセミを食べ始めました。
食べる物は何でも与えてしまった結果、活きの良い生き物が美味しい事を知ってしまったトラ🐱は野生の本能剥き出しにして、凄い形相でセミを砕いていきます。
その顔は、もはや可愛い飼い猫の顔ではなく、仕留めた獲物を貪り喰う猛獣の様に映りました。まさしくハンター!!!
バリバリバリバリ、ぅめえ、ぅめえ!うんめぇ!!
ひぃ~~~ーー!ちょっとこの光景はムリィ~~!!!
私は、少し離れた所から遠目に一部始終を目撃し、愛描があんばいをして美味な御馳走を平らげ、余韻に浸っている様子を眺めていました。
ぃやぁ!やっぱ活きが違うにゃぁ~!!! 脂の乗り具合がカリカリフードとはぜんっっぜん違う!! アブラゼミやからかー!!! ぅめえわ!
と1匹🐱余韻に浸ってお口のまわりをグルーミングしてらっしゃる姿を、横目に私はリビングを脱け出し自分の部屋へ上がってしまいました。私の思い描いていた家猫のお姿とは余りにかけ離れておりショックが大きかったので、すぐに事態を受け入れて消化する能力がこの頃の私にはまだ備わっておらず、逃避して受け流すしかなかったのでした。。
あれ?ねーちゃん!網戸開けてくれへんの??折角褒めてくれると思ってわざわざ持って帰ってきたのに……猫の心中ガッカリ具合はお察ししますが、私の頭の中は生きて鳴いていたアブラゼミでいっぱいでした。
アブラゼミがぁああ。アブラブラァ~…
トラ🐱は、大変賢い猫だったので、甘え上手で網戸なんて太い腕で意図も簡単に開けれるのに(ガラガラ~と勢い良く入ってくるので人間が入って来たのかとビックリする…)人間が側にいると「開けて~」と甘えて戸を開けて貰えるのを待っているのでした。
それからというものの、テレビで寅やライオンが大きな肉の塊を骨毎ボリボリ食べている様子を観ると
「あ!おかぁさん、トラちゃん、トラちゃんやぁ~!!あんなに大きく立派になって~ww」と母に冗談交じりに報告するようになりました。
猫は薄目に、(呼ばれると必ず反応するし、ネタにして笑われると、明らかに不快な表情をする…)
けっっ、オレライオンじゃねーし!!と言っている様な気がしました(笑)
それから暫くして、私もようやくトラ🐱がセミが好物な事を理解してあげられる様になり、棒を使って落ちているセミの死骸をトラのいる方へ「ほ~れ、好物だょー」とやっても、匂いだけふんっふんっ嗅いで、活きの良いセミしか食べない野生身溢れるグルメ猫ちゃんなのでした~😅
☝目力~~f(^ー^;💦💦